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重要な点は、従業員に過大な責任を押しつけないということです。

更新日:2020年4月29日

重要な点は、従業員に過大な責任を押しつけないということです。 従業員は部門長の指示に忠実に行動する義務があります。同時に、部門長は自分の下す命令の出し方に責任があります。 従業員が部門長の指示を理解できなかったら、命令に仕方や内容を見直さなければなりません、これは部門長の責任です。 おそらくあなたは「ムリ・ムラ・ムダ」という言葉をお聞きになったことがあるでしょう。 トヨタ生産方式では、これを徹底的になくすことが、合理化につながると言っています。 命令では個人の能力を超えたムリをさせないことが、生産性を高めるのです。 従業員の評価は、部門長の命令に忠実に従っているか、言われたことをきちんと迅速に、ローコストで行っているかで決まります。 従業員の評価は結果でなくプロセス・行動を忠実に行ったかを基準にします。これを私は「行動ポイント制」と呼んでいます。

具体例を申し上げます 命令1)今月300万円売ってきてください、方法は任せます これは結果のみの命令で、プロセス、行動ではありませんね。 命令2)今月1000件飛び込み営業をしてきてください、とにかく行ってきて これは行動の命令です。でも手法は明確ではありません 命令3)今月50件の顧客にこのセールスプロモーションビデオを見せて、アンケートに記入してもらってください。 これが正しい命令の仕方です。しかし毎回この命令の出し方では部門長の負荷が大きくなります。

命令4)新規開拓マニュアルに従って営業してきてください。不明点や例外があれば個別に報告してください これが効率的かつ効果的です。公正な評価をもたらす適切な命令にはマニュアルの整備が不可欠なものです


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