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失敗なしにPDCAを回すゲンカミ会議シートの書き方

更新日:2018年8月3日

失敗しない営業会議7つの手順2

 ニューミュージック歌手、渡辺真智子さんのデビュー曲「迷い道」をご存じでしょうか?

 曲の出だしが「現在・過去・未来」で始まる曲と申し上げたら思い出される方も多くいらっしゃるでしょう。紅白にも出場されています。


 この曲の出だし「現在・過去・未来」がわずか10秒が会議報告の重要ポイントです。


ゲンカミ会議シートはこんなにシンプルなものです。これに書き入れていきます。

書き込む内容をわかりやすく食事の例で申し上げますと、具体的にはこのような感じです。

  (現在)

  「今、私はお腹が空いています」

  (過去)

  「 それは朝から何も食べてないからです」

  (未来)

  「 これから私はラーメンを食べたいです。どこの店が良いでしょうか」


現在、過去、未来の記述ポイントは4つあります。

①(現在)で重要なのは「観察」が冷静になされているかどうかです。そのポイントは3つです。

  1. 見て感想を言うのではなく、自分自身にとっての問題を発見すること。

  2. なぜそれが良い(悪い)のかを記述する。

  3. 内容を数値で記載すること。

②(過去)で重要なのは「分析」が論理的になされているかどうかです。そのポイントは2つです。

  1. 観察で得た一つひとつの原因を推定する。

  2. その推定が事実かどうか現場で実物で確定する。

    過去は『事例+方程式』で話をします。

③(未来)で重要なのは「判断」が実行可能レベルでなされているかどうかです。そのポイントは2つです。

  1. 応急処置の対策案をつくること

  2. 問題が起きない制度作り

④ 表現でやってはいけない注意点

  1. 規制的表現 「ねばならない」「してはならない」

  2. 抽象的表現 「チェックする」「確認する」「注意する」「配慮する」

  3. 道徳的表現 「早く」「ちゃんと」「丁寧に」「きれいに 」

営業会議では具体的には下記の項目を書きます。


 この「ゲンカミ」は社内コミュニケーションにも有効なフレームワークです。必ず、現在・過去・未来の順で話してください。

「なんだかよく分からないけど、うまくいかないんですよね。社長、どうすればいいですか」と聞かれても、社長は相談の乗りようがないですね。

相手にゲンカミをしっかり伝えると、分かってもらえます。これだけ守ってください。


「失敗しない営業会議 ゲンカミ会議」の特徴

  1. 顧客ニーズのキャッチできる会議

  2. 競合の動きがわかる会議

  3. 風通しの良いチームワークが構築できる会議

  4. 若手のモチベーションを高める会議

  5. 終わって行動に移せる、行動が変わる会議

  6. 本物のPDCAを回せる会議

本講座では、利益Upの意識と仕組を提供いたします。


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