東京ディズニーランドのシンデレラ城(左)と東京ディズニーシーのプロメテウス火山(右)ではどちらが高いと思いますか?
並んでないとわからないと言われそうですが、実はどちらも約51mです。
マンションで言うと14階ぐらいだそうです。
山だからプロメテウル火山の方が高そうな感じですが、同じです。
ウォルトの作ったシンデレラ城を追い抜くのはまずいと思ったからかなのかと思いましたが、後からできたタワー・オブ・テラーは59メートルと、航空障害灯の設置をつけなければならないギリギリの高さですので、違うかもしれません。
右がタワー・オブ・テラーです。
ワールドバザールのアーケードの下から見ると、遠くに大きなシンデレラ城があるように見えますよね。
実はこれには仕掛けがあります。
まずワールドバザールの道は入り口が広く、進むにつれだんだん狭くなっていくようにできています。
理由は距離感を出すためと、ワールドバザールを出たとき、どーんと広い広場にでた雰囲気を印象づけるためです。
それと、シンデレラ城も上の方が小さく作ってあり、高く見えるようになっています。ディズニーではこれを「強制遠近法」と教わりました。
左は私が以前働いていた、ウエスタンランドのハングリー・ベア・レストランです。
ハウス食品のカレーライスのお店です。
この写真でも2階が小さく作ってあるのがおわかりでしょう。
右はアドベンチャーランドのブルーバイユレストランです。
19世紀半ばのアメリカ南部が再現されています。
2階がやはり小さくできてますね。
ブルーバイユーとは"青い入り江"のことで店内は水辺のテラスが再現されています。
蛍が飛びかう夕暮れのロマンティックな雰囲気で、フレンチ風フルコースが楽しめます。
左はポリネシアンレストラン。
塔が高く見えますが、これも強制遠近法です。
ポリネシアンレストランはショーを見ながら食事ができ、ミッキーたちのグリーティングもある、人気レストランです。
真夏や真冬のインパークはゆっくり食事を楽しみたいですね。
コースメニューですが、ドリンクのおかわりが自由なのがうれしいです。
このようにディズニーでは高いのもをより高く見せています。
では、下記のグラフではどちらが違いが大きく見えますか?
左のグラフはx軸が0から、右のグラフは100から始まってます。
全体を大きく見せるには左ですが、違いを明確にするには右ですね。
みんなが忙しい現代、一目瞭然で見る人がわかる必要があります。
「それは誤解です」「それはここに書いてあります」をビジネスでは極力使わないようにすべきです。
数値データは事実を語っています。
数値という事実も、グラフ化という主観的行為が加わることで事実でなくなってしまいます。これを真実と言い区別します。
事実は客観的です。それに対して主観的なものは真実と言われています。
つまり、事実は常にひとつですが、真実は一人にひとつずつあります。
プレゼンを成功させるにはあなたにとっての真実を語り、相手を説得し、納得してもらう必要があります。
強制遠近法 使ってみてください。
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